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拝啓愛する皆へ。私の命は3ヶ月の模様です。

第8章 命短し。


気がつけば私は部屋の入口で倒れていた。起き上がると、買ったものが散乱している事に気がついた。



じわじわと蝕まれていく。



最近こういう事が増えた。



治療は出来ないのに薬は飲まされて、何しているのか分からなくて病院に行くのもやめた。



もう薬もない。飲まなくなったからか、寿命からか、体調不良の原因は分からない。



でも、余命なんかよりもずっと短い事はなんとなく分かった。




どこか痛いとかそんなのは無い。倒れることが増えたこと以外は健康そのもの。




きっとあと1ヶ月もない。




____じゃあ私は何をしたい?___





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「あ!八雲さん!」



駅を出て待ち合わせ場所へ行くと、もう既に到着していた虎杖君が私に向かって大きく手を振った。



「大変だねぇ。こき使われて。」



今日、本当は五条先生が私を迎えに来るはずだったのに、ちょっとした用事が出来たらしく虎杖君が私を迎えに来た。




「八雲さんは今回何しに来たの?」



「ん?観光だよ?」




「えっ?!なんか、任務とかじゃなくて?観光?」




「こっちの方は、東京校の受け持ちでしょ?私達の管轄外だよ〜。」




ちょっと嘘だけどね。虎杖君との手合わせが本来の目的であって、観光はそのついで。だから荷物もほとんど持ってないし。




「3日くらいいるけど、虎杖君が暇な時にでも約束を果たそうと思ってね。」




「あ、そっか。俺今日暇だよ?」



「そうなの?じゃあ五条先生に頼んでまたあそこ貸してもらおうか。」




「いいね!それ。」



まさかの初日で目的果たせるとは。




____________________



「虎杖君強くなったね〜。前より」



東堂がなんか教えてたからなぁそれでかな。



「人のことぼこぼこにしておいてそういうこと言う?」





へらへらと会話をしていると、珍しく真剣な顔をして黙っている五条先生が目に入った。



虎杖君が皆の所に戻ると、それまで黙ってた五条先生が口を開いた。
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