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拝啓愛する皆へ。私の命は3ヶ月の模様です。

第5章 宿儺と私。*


「八雲って年上好きかと思ってた。」


「特に年齢は気にしないけど…。」


右に真衣ちゃん、左に桃ちゃん前に霞ちゃん後ろには会話には入って来ないが、東堂と加茂先輩がいる。つまりは逃げ道なし。


「じゃあどういう人がタイプなの?」



「えー?分からんよ。恋愛なんかした事ないし。」



「理想とか」



理想かぁ。何だろう…。



「背が高くて、筋肉があって強い人。」


私が考えに考えた末出した答えに3人は口を揃えて言った。


「「「東堂?」」」



「んなわけあるかっ!」



いや、確かに背が高くて筋肉あって強いけど、私が求めてる筋肉はムキムキじゃなくてちょいムキなのさ!ゴリマッチョじゃなくて細マッチョ!



「東堂。八雲のタイプあんただって。」


にやにやしながら真衣ちゃんが後ろを歩く東堂に行った。


「俺?それはセンスがいいが、俺のタイプは身長と尻がデカい女だからな。悪いな八雲お前は真逆だ。」


「違うから。」


「八雲…その…まぁいいと思うぞ…。タイプは人それぞれだしな…うん」


やめろやめろ。そのフォローは私のタイプが東堂ってことなっちまう。


「だからちが…」


「理想は真逆でも形成逆転はある事だからな。おうえ…」



「人の話聞けや。ぶっ●すぞ」



2人に笑顔を向けて言い放つと静かになった。



「良いか!マッチョにもツータイプいるのだよ!東堂さんみたいなムキムキのゴリラと綺麗に筋肉の着いた細マッチョが!その違い大事だからね!私は細マッチョがタイプなの!全然違うんだから勘違いしないでよね!」



一息に言うと、皆の目が点に。



あれ?引かれてる?



「意外と普通の女の子じゃない。学校にも来ないで任務ばっかりやってるからよっぽどサイコパスなのかと思ってたわ。」



「え…?皆私の事そんなふうに思ってたの?私普通に仲良くできてると思ってたのに!」



「「「どこが普通だよ。」」」



自分でも変なの分かってるけど、そんなに?嘘じゃん。ちょっと複雑〜。まぁ良いか。嫌われてるわけじゃなさそうだし。



「ていうか、宿儺の器といつの間に仲良くなったのよ。」



「あー、みんなが来る前にちょっと訓練がてら相手したげたの。」


真衣ちゃん、桃ちゃん、加茂先輩は顰めっ面をした。虎杖君自体はいい子なのに。
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