第3章 山崎 マヨネーズの人
「ありがとうございましたー」
大江戸スーパーでレジ打ちを始めてもう2年目。
毎週毎週同じシフトで出ていると、
案外お客さんのことも覚えたり、
申し訳ないがニックネームがついたりする。
子どもも大好きだから、
あ、この子今日はこのお菓子にしたんだなーとか思いながら、シールを貼って手渡ししてあげる。
とりあえず子どもは可愛い。天使。
今日このお客さんの晩ご飯何かなーって考えながら会計をしたり、軽く雑談しながら会計をしたり。
あとカゴの中にどう入れていくか。とか。
案外脳内は忙しかったりする。
「ありがとうございましたー
次のお客様、お待たせしました。お預かり…」
ドンッ!