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【KP】BL

第5章 【キミに追いつくまでの70日】






優しい廉は直接的な束縛なんかしないの。
絶対に…。


だけど、オレは知ってるよ?


廉が、オレにそう強請るときは
オレのこと、独り占めしたいときなんだって…。




「…レン?オレはレンのものだよ。一生。」




そう言って口吻ければ
オレの言葉に、満足したかのように瞳を閉じて
酔いしれるオレのレンがたまらなく愛おしくて…。


抱きかかえたレンを
壊れ物を扱うようにベッドに下ろし
啄むように口吻ける。


「…なん?焦れったいなぁ…苦笑」


そう笑う廉の唇をなぞって
舌先で軽くノックすると
ゆっくりと その扉が開いて…


その隙間に 舌を滑り込ませて
廉の舌を強引に 迎えにいくと


躊躇いながらも
その身を委ねる様に
絡ませてきて…。




水音を立てながら
熱く溶け合った舌に
甘い記憶を強く残しては
呼吸を求めて仕方なく離れたオレたち…


名残惜しむように
廉の唇を指でなぞれば
かぷりとその指を軽く咥えて
チロチロと舌を這わせるから


今日は随分と、積極的だな…なんて。


快感を待ちわびた廉の滾りに
触れると腰を震わせて悦んで…。


「レン…イっとく…?」


なんて…
耳元で囁いてやれば


「っ…イヤ、やっ…!」


必死に
抵抗してみせる廉。


だけど…


「ヤじゃないでしょ…?
 ほら、、おいで?シてあげるから…。」


知ってんのよ、海人は…。


普段は弟な自分の立場が逆転するとき
強い興奮の波が俺たち二人を
快楽の海へと引き摺り込むってこと…。


「んっ、素直でいいコだね、レン…。」


ぬらぬらとだらし無く垂れたソレのせいで
たまらん快感を与えられた俺は
欲望のままに扱きを速めて…


俺の動きに併せて
ナカを掻き混ぜる様に
遠慮なく擦りつけてきたり


俺の躰がヒクつく場所を
探り当てようと蠢く
ゴツゴツとした海人の指…。


「あっ…」


小さく濡れた声でも上げようもんなら
すかさず 耳を甘く噛んで 責め立ててくる
あの指からは逃れられんくて―――…。


「ぁっ…んんっ…あかん、かいっ…とっ!」




ソレハ
モット、奥…。




ソコヲ海人デ
掻キ混ゼテヨ―――…。




「…レン?」


イク寸前で止めた俺を
不思議そうにする海人の耳元で囁く。


「かい…ちょーだい?」









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