第3章 【交錯する想い】
廉と浴室に雪崩込み
熱めのシャワーを出したまま
お互いの肌の隙間を埋めるように
舌を這わせれば―――…。
「…んっ、はぁっ…っ、かい…とッ」
快楽に歪んだ唇から
とぎれとぎれに漏れ出る
甘い吐息が
湯気の充満したバスルームに
淫らに反響しては
シャワーの音と交錯し
身体の奥から
ドクドクと湧き上がる熱が
ソコには触れずとも
躰の中心に集まってくる…。
「…かいッ…、熱、い、、」
オレの首に腕を回しては
縋るように背中に爪を立てて
浅く、速くなってきた呼吸が
廉の限界が近いことを知らせてくる…。
廉の口元に差し出したオレの指に
自らしゃぶりついては
淫猥な音を立てながら前後させて…。
「うわ、レン…やらし、、」
そう煽ってやれば
ますます欲に濡れた表情で
オレを誘ってくる廉…。
もう片方の指で後孔に触れてやると
ぴくん、と身体をヒクつかせて
「…やっ、」
必死に刺激から逃げようとする廉を捉えて
中指を呑み込ませていく…。
「…レン? 簡単に入っちゃった…ね?」
耳たぶを甘嚙みながら廉の耳元で囁いてやると
「言わん…といてっ…!」
あぁ、もう…どこまで煽ってくんの?
たまんないわ。。
煽られたオレが欲望に任せて
指をもう一本増やしてやると
「…っ!」
廉の身体が強張ってなかなか進めなくて。
「レン…力抜いて…息、吐ける?」
「…っ…はっ…ぁっ、」
「短くじゃなくて、長く…ね?」
そうは言うても、痛、くて…。
「ん、そう…上手だよ、レン…。」
キツく締まってた入り口を
少しずつ押し拡げながら
ズッズッ…と奥へ指を進ませる。
廉の呼吸に合わせて
少しずつ―――…。
「んぁっ…ぁっ、んんっ…」
「……ほら…わかる?
二本も咥え込んじゃってる…」
ナカで、海人のゴツゴツした指が壁を擦ると
甘い痛みが走る。
「…いっ、」
「ごめん、最初少し痛い…よね
けど、、ちょっとだけ動かすよ?」
痛かったハズやのに
徐々に快感が押し寄せてきて
目が潤んでくる…。
「…っ…はぁッ…んっ…あっ…か、いとっ」
「気持ちい…ね? レン…。」
「んっ…気持…ち…ぃッ…」
首に巻き付けられた廉の腕に力が籠り
廉の熱い吐息がかかるから…