第3章 【交錯する想い】
そんな気持ち抱えたまんま同じベッドでなんて…
寝られるわけないやん?
海人はそんな俺の気持ちなんか、
どーせ、知らんやろうけどな。
「あたんめーでしたか笑 てか廉、かわいすぎ笑
でもそう…あたり前だから香水の匂いくらいで、
そんなに怒る必要なかったでしょ?苦笑」
「…わかってやりたいけど、紫耀は無理。」
「えっ! ふりだしw」
そんなん、、
海人が紫耀のこと、特別な意味で
憧れとるからやん。
紫耀が海人のこと…そういう意味でも
好きやからに決まっとるやん。。
けど、さすがにそれを俺の口から言うんは
ルール違反やから言わんどくけど…。
「…廉? お風呂一緒に入る?」
濡れた視線を絡められて
身動きできんくなった俺の唇に、
優しく、唇を重ねてきて…
「もしかして廉、、
そのつもりでこんな時間まで起きてたの?」
一旦、離れた俺たちの唇が
触れるか触れないかの距離で
海人が揶揄う…。
「…ちがっ!」
クスクスと笑いながら
「図星だぁ笑
やらしいねぇ? 廉…。」
なんて、、服の裾から右手を滑り込ませては
胸の粒を摘まれる。
「…んぁッ…」
2週間、誰とも行為をしとらんくて既に
我慢の限界だった俺は過剰に反応しちゃって…。
「廉さぁ、、そんなにシたかったの…?」
ってオレの言葉に耳まで真っ赤にする廉。
「…うるさ…っ」
言いかけた廉の口を塞いで言葉を奪う。
貪るようなキスをしながら
何かに追い立てられてるかのように
お互いの衣服を剝がし合って。。
その息苦しささえ
オレを異常なまでに興奮させてくる―――…。