第3章 【交錯する想い】
「おっふw」
「なぁ…なんでなん? 今更ビビってんの?」
「ビビってねぇし笑笑」
「じゃぁ、なんでなん?! 海人が全然いざって
こんから、そのまんま朝迎えんのしんどくて
友だちと無理めに予定入れて海人と過ごさん
ようにしとった俺の気持ち…知らんやろ?!」
「…ごめん、それは、、知らんかった。」
「ムードが足らんのかなって…海人のために
セクシー系の照明買ったって知らんやろ?!」
「…そうだったの?!
廉、さすがにそれはかわいすぎだわ笑」
「あほ!! かわいいちゃうわ!笑」
「でも…それでいったら
オレだってモヤモヤしてたし!
相変わらずめっちゃ男連れ込むしさ…」
「言い方…!笑
やから、それはさっき理由言うたやん。」
「まぁ、それはそうだとしても!
道枝くんのこと好きになっちゃった
は、アウトだからね?」
ほんま、コイツはさ……。
急にそんな顔してこっち見てくんの
マジで、やめてほしいわ…。
「それは…それ聞いた海人が、妬いて
いざってくるかもって思ったからやん!」
「もーー笑 公共の電波使って
痴話喧嘩けしかけないでよ苦笑」
「それ言うたら、先に電波使って
ふっかけてきたんはDXのVの海人やから。」
「確かに!笑
てかオレら…、お互いに好き過ぎじゃん?苦笑」
「そんなん、当たり前やろ!笑」
それは…そうなのよ。
やっと、念願叶ったわけやし。
「もうな、こっちは海人の欠点さえも
愛しく思えちゃってんのよ。
こうなったらもう、最終形態やからな?笑」
「愛の最終形態ね笑
ポケモンでいったら、なんだろうな…」
「知らんわ!!笑
何でポケモンで例えようとしてんのよ笑」
海人はいつからか知らんけど、
俺はだいぶ前から意識しとったの…知らんやろ?
『俺が泊まりに行ったときだけ
ソファで寝かされるんですよー!
ひどくないですかぁ?!』
度々そう訴えとった海人やけど…ひどくないのよ。
そのときにはもう、俺は海人に気持ち、あったから。
それを見て見ぬふりして女の子と遊んだり
誘われるままに
紫耀と体を重ねたりしとったけど…、
もっと、深く、、
海人に触れたくて―――…。