• テキストサイズ

【KP】BL

第1章 【愛し生きること】






「マジでごめん!!! 忘れとった!」

『え…? 普通にひどくない苦笑』

「ほんま、ごめん!!
 おまけに撮影押して泊まりになったから
 今日は帰れそうにないわ。」

『……え? 本気で言ってる?笑
 ちょっと、さすがにないんですけど…苦笑』

「マッジで、ごめん!!
 今度埋め合わせするから…!」

『…しょうがないなぁ。。
 ポッピングシャワーダブルね!笑』

「トリプルでもなんぼでも買うたる!」

『ん、約束ね! じゃあ、おやすみ。』

「ほんま、ごめんな…! おやすみ。」





「……いいコじゃん。」


通話を終えた廉に話しかける。


「ん、まぁ…そやね。」




さっきこっちの方、向きかけとった海人の体は
また壁の方に戻って心を閉ざさせちゃったっぽくて。


はぁ……
やから出たくなかったんやって。




「廉って…ズルいよね。」

「……ズルい?」


軽く海人の方見たつもりが
もう涙が溢れる5秒前みたいになってんの。


「オレには「俺だけのもんでおって。」なんて…
 勝手なこと言うくせに、
 廉はオレだけのものになんて
 なってくんないじゃん!!」


あーー…決壊してもうた。
こうなったらもう、大変で。


「ごめん……、ごめんな?
 海人、他にも我慢しとることとか
 俺に言いたいことあったら今、全部言い?」


その後、俺への不満を散々ぶつける海人の背中を
さすりながら全部、受け止める。


「なんか、でも、一番ムカつくのはそのコ、
 多分、いいコだもん…。
 せめて嫌なコならよかったのに!!

 しかも、オレと好きなアイスが同じってなに。。。
 ポッピングシャワー食べるたび
 思い出しそうでやなんだけど!!」

「……な?
 それはマジで俺もビビッたわ苦笑」

「ていうか、、廉のせいのモヤモヤなのに、
 何で廉は人ごとみたいな態度なの!?
 そういうトコ、ホンット信じらんない!!」


さっきまでの色気はどこいったん?
ってくらいいつもの海人が
プンスカしてんのがかわいくて…笑


「ごめんって笑 そう見えるかもしらんけど
 ちゃんと、考えてんで?」

「……たとえば?」

「んー…、海人も、
 カノジョはおってもいいと思うのよ。

 女のコからしか得られん癒やし、あるやん?
 でも、カレシはダメ。…わかる?」




/ 172ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp