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【KP】BL

第3章 【交錯する想い】






「うーん、、比べらんないよ!笑
 どっちも違う良さあるし!」


…ふぅーん?? そこは俺やないんや。
おもんな。


メンバーの中で俺の顔がイチバン好きや
言うとったくせに。。


「紫耀、何か言うとった…?」

「うーん、いろいろ話したけど
 呑んでたから実はあんま覚えてなくて!
 紫耀にバレたら怒られそうだけど苦笑

 でも、とにかく楽しかったぁ!
 今度はさ、廉も一緒に会おうよ!」

「…考えとくわ苦笑 とりあえずお前さ、
 はよ、シャワー浴びてきて…!」


そのニオイどうにかしてくれんと
オカシクナリソウ…


「もう…そんなに強く言われなくても浴びるよ!
 浴びようとしてたのに、引き止めたのは
 廉だからね?笑」

「あ、そーいえば!
『ちゃんと、恋愛禁止のルール守ってる?』
 って聞かれた笑 ヤバくない?笑笑」


浴室に向かっとった海人が立ち止まって
振り返りながら無邪気に笑う。


「……は?」




なん? ソレ。




自分からサヨナラしといて、
海人のことは渡したないってことなん??




なるほどね…
隣におっただけでこんなに香るんかって
疑問やったけど、、謎が解けたわ。


紫耀からの随分と、
勝手な挑発やったわけね…。



「この、鈍感…! ほんま、腹たつ!!」


向かってきた廉がまだ洋服を着たままのオレを
浴室に押し込もうとするから、必死に抵抗して。


非力な廉には負けるわけのないオレが
廉を抱きしめたせいで2人、立ち竦む。


「…急にどうした?笑
 オレ、まだ脱いでないよ…苦笑」

「その服、嫌やったから…!」

「あー…まぁ、踊りやすいの着てったから
 廉の好みじゃないかもね?w」

「…自分、アホなん。そういうことやないやろ苦笑」

「じゃあ何? 急にさぁ…。」

「コイツ、ほんまアホ、、その服…!
 紫耀の匂いが染み付いとるから嫌や言うてんの!!

 そんな服で抱きしめんといてほしいのよ…!
 海人、地獄耳と引き換えに鼻悪いんとちゃう?」


廉がオレを睨みつけながら
腕の中からすり抜ける。


「確認なんだけど、廉って…
 独占欲強くないつもり、なんだよね?w」

「…何が、言いたいん。」

「いやいや笑 よくそんなつもりで
 24年も生きてきたなぁって…苦笑」

「……だるッ。」









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