第32章 【花に想いを】【ソムな関係】
「アホ言うな。俺らもある程度認知されてきとるから
さすがにそれはおかしいやろ。
ほら、多分そろそろ登って来てくれるから!」
「えぇーー…オレ、何か注文してたっけぇ…」
とかなんとか言うとるうちに、もっかい
インターホンがなったから、未だに夢現な海人を
強制的に起こして、玄関に向かわせると
受け取り手続きが終わったらしい海人が
オレの名前を連呼しながら
玄関からバタバタと戻ってきた。
「あのっ! れぇんから花束…!
届いたんだけどっっ!!」
「届いた? よかったなぁ!
ハッピーバースデーボーイやもんな?笑」
「えっ…けどなんか、、めっちゃ大きくない…?
オレ、ネタバレ踏んで既に見ちゃってたブーケと
明らかサイズ違うんだけど…」
「!笑 ネタバレ踏んだんや…苦笑
まぁ、申し訳ないけどそらそうよ。
なんたって海人は一番のご贔屓さんやからな?」
オレ的に丁寧に梱包を解くと、
13本のガーベラで作られた腕いっぱいの花束で。
「れぇんっありがとっ! 廉も入所…おめでとう!
廉が15年前の今日、あの場所で
事務所に入ってくれてなかったらオレたち、、
いつまでも見知らぬ2人のままだったんだよね…」
「めちゃくちゃ和正ってくるやん 笑」
「れぇん、出会ってくれて
今も隣にいてくれて…本当にありがとう!😭」
「ふはっ……こちらこそですよ」
「ありがと。ありがとうなんだけど、、何で13本?
オレは27だし、れぇんは15周年だよね?」
「もいっこ、あるやん。」
「……え?」
「オレと海人が出会って…12年経つんよ?」
廉が1つ1つ、ガーベラを指差して言う。
「海人と出会った年。
Mr.King vs Mr.Princeを結成した年。
キンプリでデビューした年。
5人で再出発した年。
2人で再再出発した年。
今年は…海人とどんな1年になるんやろうな?」
「なっなにそれぇ…さすがにズルくない?
めちゃくちゃロマンチストボーイなんですけどっ!
ねぇ、廉? これ…オレ発案ってことにしてい?」
こいつは…
本気か冗談か分からんとこがいっちばん怖いわ…苦笑
「あかんよ!笑
ほんまに海人は油断ならんやつやな!笑」