第32章 【花に想いを】【ソムな関係】
「いーじゃん、今更! だってオレらバッキバキで
ツルツルテカテカのビショビショじゃん!笑」
「確かに確かに!笑 えぇやん、それ。
今度インタビューで言おうや笑」
「えぇ~そゆのはいいって。
廉との日々は隠していきたいし」
「へー、そうなん? けど海人、前は『何でオレと
会ったこと言わないのさ!』って拗ねてたやん」
「あれはあれ! それはそれだよ!
だって、ブログはオレのティアラしか見ないもん。
インタビューはファンじゃない子の目にも
触れちゃうから変に受け取られてもやじゃん」
「…なるほどね?
めちゃくちゃファンびいきするやん笑」
「あたんめーだし! てか…廉もだよ?
廉が一番のご贔屓さん。
だって、廉の推しってオレなんでしょ?」
キュルンとした顔で俺の前に回り込んで
チュッと軽く口付けて。
「ファンサだよ!笑」って笑いながら
風呂場に戻る自由すぎる海人に愛しさを募らせた。
***
あの日から、廉はナマですることが増えた。
オレはその度に諌めるんだけど、
「いーやん! 終わった後フラッシングしといたら
今んとこ膀胱炎にも性病にもなってないし!」
とかなんとか言って
聞く耳持たなくて、困ってる…。
何を隠そう、今日もそう。
オレの誕生日だからって怒涛のプロモ期を
鬼の根性でやり遂げた廉が時間を作ってくれて
1週間ぶりに甘い夜を過ごした。
廉がめちゃくちゃ忙しかったの知ってるし、
次の日仕事で会うから無理しないでいいよって
言ったんだよ?
けど、「無理とかやなくて。俺が会いたいんやし」
とか言ってくれて…(好き)
これはさすがにイケメンすぎない?
なんて、1回戦を終え、廉の無防備な寝顔を見ながら
思い出しキュンキュンしてるオレ。
あ。
思い出しキュンキュンと言えばの鬼嫁なんだけど!
あれもヤバかったよね…
ほんと、吉川愛ちゃんが羨ましかったし。
てか、なんでオレが吉川愛ちゃんじゃないんだろ😭
って思ったもんね。
そんなことを考えてたら
いつのまにか寝落ちてたみたいで(我ながら幸せすぎる)
廉から揺すり起こされた。
「かーい、かーいとって! 海人っ!!」
「…ふぇ? なぁにぃ??」
「ピンポン鳴っとる! 多分宅配の人!」
「んんーー…廉出ていぃよぉ…」