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【KP】BL

第3章 【交錯する想い】






「てか、それもさ。
 廉が上手く返せばよかっただけの話じゃん。」

「…俺がっ! 俺がそういうん苦手やって
 知ってるやろ? 知ってんのに、
 何で、何でそんなイジワルするん…?」


何でって…
こういう廉が見たいからに決まってるじゃんw


でも、それを廉が知ったら
オレの楽しみが半減しちゃうから
絶対に言わないけど…笑


「別に…イジワルじゃないよ笑
 スタッフさんに聞いたらこだわりの回だ
 って言ってたから、その前に多分…コップのこと
 とか話すんだろうなって思ったからさぁ。

『付き合いが長くなってしまうとどうしても
 使い捨てを渡してしまうんですよねー』
 で済む話だったんじゃん?」


そんなオレの言葉に目から鱗!
みたいな反応する可愛い廉って…なに?笑


もう、廉はあれだよね。
『レン』
っていう愛おしい新種のイキモノだよね苦笑


「…で、V観て廉は何てコメントしたの?」

「何てコメントしたいうか…
 なんか、むっちゃ変な感じになって、、
 あれ、ファンの子を
 勘違いさせちゃったらイヤやなぁ…!!」

「…そうだったんだwけど、大丈夫大丈夫!
 廉がファンの子を大切にしてるのは
 充分すぎるくらい伝わってるって。
 それはバディのオレが保証するから!

 ていうか、廉? お風呂入んなくていいの?笑」

「あ、そやった! これ言っとかんとと思っとったら
 部屋まで来てもうてるやん!笑
 風呂行ってくるわ。」


そんなことを言いながら
パタパタと浴室へ向かう廉。




あの日、無事に彼女とお別れした廉は
その日以外はオレのことを一番に考えてくれて




…ると思うでしょ?!


なのに、そうでもなくて!!!




相変わらず
めっっちゃくちゃ男友達連れ込むのよ!
しかもそういう日の廉の連絡が最低なの。


「今日来んな。」


だよ?! もーマジで信じらんない!!
誰と会うのか気になるけどさ「誰が来んの?」
って聞いたら露骨に嫌がるから聞けないし。




とか思ってたらこの間番組で匠海くんも
遊びに来たことがあるって知って、、




なんか、ああいう場所で初聞きすんの
2倍、ショックなんですけど…




そりゃ、、ね、友達も
大切にしてほしいとは思ってるよ?




オレも
大切に想ってる友達いるし。










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