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【KP】BL

第3章 【交錯する想い】






「…廉? おかえりー。」
(って、廉の家だけどw)

「海人!! なぁ…あれ、なに?!」


たたいまより先に廉が申してくるってことは
廉さん、相当ご機嫌ナナメみたい…苦笑


「…え? 何? あれって。」

「コイツ、ほんま…っ苦笑」

「……」「……」

「……ほんまにわからんの?」

「えっ、ごめん。わかんない、。
 あっ!! もしかして、あれ…?

 こないだ廉のソファーに
 お酒こぼしちゃった、やつ…?」


上手に拭いたつもりだったのに
さすがの廉は誤魔化せなかったのかなぁ…
なんて、恐る恐る廉に聞いてみると、、


「ほーーーぉ。それは知らんかったけどな!」
って! 思いッきり墓穴!!苦笑


「…ってことが実はあって、
 次はしないように気を付けるから!
 れぇん、ごめんなさーーい!!」

「…素直でよろしい笑 それはまぁ…ええわ。
 生活しとったらそんなこともあるしな。
 それはしゃーないけど、」


あれからお互いの家を当然のように
行き来するようになったオレたち。


廉のことをだいぶ理解していたつもりだったオレも
知らなかった廉がまだまだたくさんいて。


新鮮な驚きもあったりして、
こういうのいいなぁって。


廉には飽きられたくないっていうか。
いつまでも新鮮な気持ちも大切にしたいな
なんて思ってるオレ。


「あれ…なんなん。DXのV。」

「…DXのV?」


VTRは撮ったそばから忘れていっちゃうオレは
何のことだかサッパリわからなくて。


天井を見ながら必死に記憶を辿ってみたんだけど
やっぱり、わかんなくて。


「…ごめん! 何だったっけ??」

「コイツ、ほんま、、スリッパのやつよ!」

「あーー!! それね!
 てか、、それは廉が悪いんだからね!」

「…は? 俺…?? どう考えても海人やん。
 なんで俺が悪いのよ苦笑」

「だって、あのV撮ったのって…
 廉が彼女と別れたのに、
 まだ俺には合鍵渡してくれてないわ、
 オレ専用のスリッパは置けてないわ
 の頃に撮ったやつだもん。」

「……仮に、そうやとしてもさ!」


廉って…普段は冷静なくせに
本当にこういうときダメダメだよね…苦笑


きっと、あんな感じで彼女にも
俺たちの関係感づかれたんだろうなって
すぐ想像つくもん。


かわいーけど。








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