第26章 【重課金カップル】
…まぁ、それで言ったら廉はオレと出会ってから
ほぼほぼ奢ってきてくれてるわけだから
無課金ファンどころか…
かなりの重課金ファンだよね?笑
廉も廉で「俺は俺の大切な人を喜ばすために
仕事しとるんやから、お前は黙って奢られとけ」
なんて言ってくれるから同じ気持ちなのかな…
とか、勝手に思ったりしてる。
そんなことを考えながらソファでにまにましてたら、
お風呂からバスローブだけ羽織ってきた廉が
「やるで!」とか情緒の欠片もないような
ことを言いながら誘ってきて。
「明日海人、電波ジャックやろ?
ただでさえ気になることあったら顔に
出やすいんやから…責任取らしてもらうから!
その…仲直りのやつっ!」
今までに何度もベッドを共にしてきたし
言葉は露骨なクセに毎回ちゃんと、
恥ずかしげに照れる廉はどれだけ一緒に過ごしても
新鮮に可愛くて。
オレの手をむんずと掴んでベッドに向かう廉が
丸っこくて小さな頭の向こうでどんな顔をしてるか
わかりきってるところも愛おしくって…
「海人明日早いんやからサクッとしよや」
「や…サクッとは無理だよ。久しぶりなんだし」
ベッドサイドで立ち止まった廉が
クルッと向き直して抱きついてきたかと思ったら
「今日は、その…あんま時間かけんでも
できる、、ハズ、やから…」
自分からそんな大胆なことしといて
恥ずかしそうに照れる廉に、
こっちの情緒は掻き乱されまくりで…
オレの胸に顔を埋めて視界を遮断してた
廉の頬を両手で挟んで視線を合わせさせては
「ねぇ…可愛いすぎて困るんだけど!」
と小さく抗議をして、ふにゅっと突き出された
廉の唇にそっと、重ね合わせる。
「心配しないで大丈夫だよ…?
オレ、寝ないで行く気で今日来たから。
でも…ありがと。」
「……別に、俺も海人とシたかったから
ありがとう言われることちゃうし」
そう素っ気なく答える廉を
ベッドに押し倒しながらバスローブを
はだけさせると何も身に着けてなくて…。
さっきの廉の言葉を真に受けて
真っ先に秘部に触れると、やっぱりというか
なんというか…プラグが挿入されていた。
「……これさ、ひょっとしなくても、、
ローションも仕込んでたりすんの?」
「…俺、言うたよな?
時間かけんでもできるって。」