第24章 【ヒミツ遊戯】
『こっちこそ海人は遠慮しとくわー!
やって、照れるもん。
逆に、大吾は全然やったけどな笑』
え?それ…どういう意味?
自分に都合よく解釈したら
少しは意識してくれてるってこと?
オレのこと…
…え?
それってもしかしなくても…勝算、アリじゃん?
だってオレ、女の子口説くときも
まずそういう対象として意識してもらうとこから
始めるし、なんならその段階はクリア済み
って…ことでしょ?
ふぅーん、そういうことなら、、いいよね?
ちょっとくらい、調子に乗っても…
「あ、そういえば…廉さん、普段の洋服は黒多め
だけどさ?似合うじゃん、カラフルなのも。
オレの服着てるみたいで…」
現場で俺のセンス結構見込まれとって
昴の服装はある程度俺の意見通るから
実は海人のこと考えて選ぶとき、あんの。
海人は絶対に俺の番組は観るから
いつか気づくかなぁとは思っとったけど
まぁまぁ早めに気づかれたわ苦笑
『まぁ、何でも着こなせちゃうからな!
俺レベルになると笑』
「リアル昴くんいるわー笑 ちなみにね?
オレ、今までの廉の役で一位を争うくらい好き!
今までは倖生くんがダントツ一番だったけど、
昴くん、めちゃくちゃ可愛いもん!」
それになんといってもくるくる変わる
可愛いすぎるレンの表情を
たくさん拝めるのがありがたすぎるし、
制作陣の皆さんとハグしたい気持ち!
『両極端やなぁ…苦笑
倖生は俺とはだいぶちゃうやん笑』
「んー…そう?あるよ、似てるとこ。」
『そぉかぁ?』
「廉はわかんないかもだけど、
オレは似てるとこ知ってます!笑
あ、で…今日何だったの?」
『んー?海人何してんのかなって思っただけ』
「えっ…」
…待って?廉って自覚してないだけで
もしかして、もしかしなくても…
だいぶ、好きなんじゃん?オレのこと、。
用事がないのにそれが気になるのは
オレ理論的にはもう結構好きになっちゃってるし
思い返せば…入院中しょっちゅう電話してきては
だいぶん人に言えないことも話してきてたのは
親友並みに心を許してくれてるってことかな
って嬉しく思ってはいたけど、
それだけじゃない気がしてきた!
だって、いくら心を許してるとはいえ
親友にも話したことないもん、オレ。