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【KP】BL

第20章 【囚愛の果て】






もっと、深く紫耀を感じたくて…


律動を速めながら
紫耀の腰を掴んでいた手を
腰骨、腹筋、胸筋…と
彫刻のような躰を滑らせながら堪能し


肩を掴んで最奥を突いた瞬間―――




臍部に開けたばかりの2人のピアスが擦れ合い
音にならない声を発して
カラダを弓のようにしならせ果てた紫耀。




紫耀から吐き出された白濁が紫耀のキレイな躰に
飛び散り、感じたことのない興奮を覚えた。


「……絵面、やば…」


飛び散った白濁をジュルっと吸い上げ、
口移しで流し込もうと紫耀の唇に重ねると


頑なに口を開けようとせずに
オレを睨みながら吐き出そうとするから、
唾液と混じって泡のようになっては
紫耀の口元に纏わりついた
それが、最高に厭らしくて…。


「……満足したろ?早く外せって…」


ペッとそれをひと吐きした紫耀が
気怠そうに喋るたびに垂れて
首筋を汚すのが堪らなく、エロくて…。


「ふっ紫耀…勘違いしてない?
 オレ、イッてないんだけど笑」


荒くなった息を整えながら舌舐めずりをして
紫耀の耳元に口を寄せては「まだ、だよ?」
と鼓膜を震わせる。




……まだ?
まだ、この屈辱的な時間が続く…?


やっと解放されるとばかり思ってた俺は
海人のその言葉に絶望した。




そんな俺とは裏腹に
ニコッと愛らしい笑顔を浮かべる海人。


「あ、でもぉ…両手拘束されてると辛いのわかる
 から、片手だけなら外してあげる!」


一旦、自身を引き抜いてベッドから降り
引き出しから鍵を取り出して左手首を開放すると
左腕をくつろげる紫耀。


抵抗する気はなさそうな雰囲気に
安心したオレはベッドに戻ったあと
紫耀の足を左右に割り開き
さっきまで自分が入っていた蕾を露わにする。


ヒクつくたんびにピンク色の肉壁が見え隠れする
そこに熱を保ったままの自身をあてがい、
自重を乗せてグッと深く挿入しようとすると
「…いっ」と反射的に腰を遠ざけて体を翻して
四つん這いになる紫耀。


「てかそれ、、頭隠して尻隠さずすぎんだけど笑
 あっそれとも…後ろからしてほしい感じ?」
 

クスクスと笑う海人に「どーせヤラれんなら
顔見られねぇで済むし、丁度いいだろ」
なんて、半ば自暴自棄なセリフを吐いた俺に


「でも、わんわんスタイル…あり、だね」











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