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【KP】BL

第19章 【やっと、捕まえた〜after story〜】






だから、
紫耀が心配になることは極力しないし
紫耀もしないでくれるんだけど、


この辺の感覚が一緒なのは助かるなって思う。





また別の日は…
「あっ紫耀?明日ご飯食べに行くから、
夜ご飯一緒に食べられない。…ごめんね?」

「えっそうなんだ…、誰と?」

「んっと…親友くん!ジョンちーの打ち合わせ笑」

「あっそっか…ごめんな?
俺と一緒にいる時間が増えたせいで
親友くんとの時間減らしちゃってるよな?
今日はゆっくりしといで?」

「…しょぉ…っ!なんでそんなに優しいの!
ありがとう、ゆっくりさせてもらうね!
遅くなるかもだから、先に寝ててね?」
相手が親友くんのときはこんなに思いやってくれる。


だけどね?こんな風に優しくしてきたときは
決まって、要求してくる。


「ふふっ、海人…俺のこと好き?」

「うん!もちろん!!」

「じゃあさ、コレ、入れて?」

「これって…?」

「位置情報共有アプリ!」

「えっ…?」

「できるでしょ?俺のこと好きなら。」

「う、うん…でも…」

「でも、なに?
こないだみたいなことあったらどうすんの?!」

「それはそうだけど…」

「別に…深い意味はないよ?
すぐ助けに行けるようにしときたいだけだから…ね?」

「う、うん、わかった…」


紫耀はオレのことが大切で。
だから心配してくれてるだけ、なんだもんね…?





「海人っおかえり!」

「えっ、しょー…起きて待ってたの?」

「なんか、寝付けなくて…俺ね、最近
海人とハグしないと1日終わった気がしなくて、」

「…ごめっごめんね、紫耀。
これからはもっと早く帰ってくるから…!」

「…ほんとに?」

「うん!」

「絶対だよ?」

「うん…」


紫耀が…笑った気がした。


「……酒クサッ」

「えへへ、ちょっと、飲みすぎちゃったかなぁ」

「俺、ゆっくりしといでとは言ったけど、
こんなに飲んでいいって言ってないよ?」

「えっ…でもぉ、、」

「言い訳しないで?
海人お酒飲んだらちゃんと喋れなくなるじゃん。」

「う、うん…でも友達だから
ちゃんと喋れてなくても結構、伝わるよ?」

「そういう問題じゃないでしょ?
そんな舌っ足らずな可愛い喋り方で…」


いきなりグイッと腕を掴まれて
脱衣所に押し込まれる。













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