第19章 【やっと、捕まえた〜after story〜】
「いまの自分の顔、知ってる?」
洗面台の鏡に顔を押し付けられる。
「いたっ、痛いよ、紫耀っっ!」
「ほら、ちゃんと見て?」
「っ…」
「トロンと蕩けた誘う目と…」
「やだぁっ!」
「半開きのダラシない唇…」
「やっやめてよ!紫耀…」
「……そんだけアルコール入ってたら
痛みにも鈍感デショ?」
妖しく笑った紫耀が勢いよく
オレの下半身を露出させる。
「やっやだ!!紫耀、ヤメてっっ!!」
「ほらっ、淫猥な…自分がイく様、
ちゃんと、見ろよ…!」
やっと、捕まえたお前のこと
もうどこにも逃げないように。
逃げる気さえ起きないくらいに
俺がいないと生きていけないって
教えてあげないと…。
「あー…エッロ…
こんな淫乱なカラダ…
もう、俺以外じゃ満足できないね?」
ここに居たら極上の甘さと快楽をあげる。
だから、ここから逃げようだなんて
そんなこと思わないように
何度でも海人に刻んであげる…
❤Fin💛