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【KP】BL

第18章 【やっと、捕まえた】






メンバーに聞いてみても
誰も海人と連絡つかないって言うし


マネージャーに聞いたら
カメラマンに帰らされたとか言いやりやがった。


「バカじゃねぇの?!」俺が一喝すると
新人だったマネージャーは責任とって辞めますとか
無責任なことを言い出す始末で。


電話をかけても案の定出ないから
さっきまで撮影してたスタジオに向かう。


スタジオには灯りがついていて間に合った…と
安堵したのも束の間。


「海人くん、何回言ったらわかるの?
もっと、色っぽい表情してよ…」

「うっく、ごめんなさい…」

「それとも…アレかな?
経験が足りないんじゃないの?」


海人のシャツのボタンに手をかけて
「言われないとわかんない…?」
カメラマンにそう言われた海人が
「自分でできます」とか声を震わせてて…。


「あれーー!それ、職権濫用ですよねぇ?!」
廉から以前習った便利な言葉で抗議する。


「うちのグループはもうアンタと
今後一切、仕事しねぇから!!」
睨みつけながら紫耀が凄む。


「しっ紫耀っそんなこと言って大丈夫なの?!
事務所の人に怒られない…?」

「別に怒られたっていーよ!笑
そんなん、大したことじゃないじゃん!」

「でっでも…💦」

「それにこれに関してはむしろ、褒められるやつ
だと思うけどまぁ…そんなんはどっちでもよくて。
俺にしたらさ、海人が傷つく方が
大したことだから…ね?」

「うっしょぉっ…ごめんね、オレ、
上手くできなくて、迷惑っ、、かけてばっか、」

「そんなことないだろ笑
それに…海人にだったら迷惑かけられたいし
俺を頼ってほしいって…思ってる。」

「しょっ、しょーずるぃ…涙
性格までオトコマエとかひどい!ずるい!
他の男子に勝ち目残しといてよぉ!!」

「なんだそれ笑」

「褒めてんの!!これ以上ないくらいに!!
超小顔でおまけにその小さい顔がありえないくらいに
整ってるし、おまけにありえないくらい
運動もできて…」

「それはありがとさん笑」

「ズルいよ、紫耀は!神様のバグだよ!!
紫耀の存在全部がありえないもん!!
どれか1個だけでもモテるのに4つも…」

「そんなモテねぇし苦笑」

「わっ!わぁっ!!そんなこと言うんだ?!
いっ嫌味ーー!!」










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