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【KP】BL

第12章 【水曜日はキミ曜日〜before&after story〜】






「気になっちゃうから、いろいろ…。」
「ふーん?もっと、堂々としてりゃいいじゃん。
 スペック高いんだし。」
「そんなことないよ…僕は違うもん。
 黒木さんや永瀬くんとは。
 永瀬くんと一緒に過ごす時間は増えたけど、
 黒木さんとかと1軍同士で話してる方が楽しそう
 っていうか、テンポが合ってるし…」
「はぁ?」
何なの、髙橋…苦笑
これはさすがに永瀬が不憫になってくるレベル。
キミと一緒にいる永瀬があんなに幸せそうなのに
コイツには見えてないわけ…?


「僕は、話すのも遅いし…。」
「そんなん、どーーでもいいし!笑
 髙橋くんって、、アレだわ。
 私のイチバン苦手な3軍に稀にいる超美形!
 尋常じゃなく庇護欲をかきたてるっていうか…」


「さ、3軍…」自分では2.5軍のつもりだったこと
絶対に黒木さんに知られないようにしないと…
とか考えてるうちに黒木さんがどんどん話すから
置いていかれそうになる。


「ほっとけないっていうか、守ってあげたくなる
 的な?永瀬も多分、そーなんじゃん?
 だから別に…、テンポが違うとか
 気にする必要ないんじゃないの?
 合うとか合わないを超えて一緒にいたい
 ってことはさ、本当に好きなんじゃないの?
 知らんけど!笑」
「どう…なのかな、。」
「で、一応確認だけど…
 アンタ達、付き合ってんだよね?」
「えぇ?!つ、付き合ってないよ!
 だって、、男同士だし!無理だよ!
 ちゅーは1回、気まぐれでされたけど…」
へ、へー、ちゅーは1回されたんですか…遠い目


それにしても…髙橋って考え古ぅ…
頑張れ、永瀬苦笑



***



それから2年に進級して文系に進んだ俺と、
理系に進んだ髙橋くんはクラスが別れた。


俺はというと…
「ねぇ、永瀬達って付き合ってないんだってね?」
また黒木と同じクラスに。


「永瀬、結構アピールしてんのに可哀想w」
「……黒木もそう思うやろ?」
「まぁ…言い寄られるのに慣れてる私たちは
 自分からいくの、苦手なのかもね苦笑」
「かもなぁ…けど、俺んときそっちからきたやん」
「…だから、失敗してんじゃんか!w
 言わせんなし笑」
「そやったわ笑笑」


ホントはね、
初めて…自分から告白したんだよ?


永瀬は知らないだろうし
なんか悔しいから教えてやんないけどさ…









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