第6章 蒼炎を慈しむ※荼毘
さっきから、ビクビクとゆらの中が締め付けてうねってくる。
軽く痙攣している肩を抱いて、荼毘はゆらに聞いた。
「…お前、さっきからイってんのか?」
荼毘の言葉にゆらはカァっと顔を赤くした。
ずっと荼毘のモノが入ってから、軽くイきっぱなしだ。
我慢しようとすればするほど、荼毘のモノを締め付ける自分の感覚に、体が震える。
ゆらの反応が可愛くて、荼毘は下から強めに突き上げる。
「可愛いなぁゆら、ちゃんとイかせてやるよ。」
この前まで、できなかった行為に、荼毘は大満足だ。
久しぶりに会ったゆらは、簡単に中でイケる体になっていた。
部屋の中にトントンと2人の体がぶつかる音と、愛液が擦れる事が響いた。
「…あー…気持ちいいな…。」
下から自分のモノが大きく擦れる様に動いていると、荼毘のモノに射精感が走る。
ゆらは何度イッたのだろうが。
荼毘を掴んでいる手が弱くなり、体も崩れて来た。
堪え性が無いのも、本人が大変だ。
「あぁ荼毘…イき過ぎておかしくなるっ…。」
ゆらの目は涙目になり、紅潮は顔だけでなく、その白い鎖骨まで広がっている。
焦らされておかしくなり、イかせてもおかしくなるなんて、忙しい奴だ。
荼毘は自分のモノを抜くと、ゆらの体勢を変えさせる。
素直に荼毘の行動に従うゆらに、荼毘は目を細めて笑った。
先程まで、喰らい付きそうだった獣は、やっと自分の手の中で大人しくなった。
荼毘はやっと満足して、ベットに身を任せているゆらの足を掴んだ。
グッと自分のモノを押し込むと、先程とは比べ物にならない位に、激しく腰を動かした。