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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第4章 蒼炎を追懐する :ホークス


事件の後は、学校は休校となった。

ゆらが事の終末を聞いたのは、ニュースとクラスメイトからの情報だった。

オールフォーワンの逮捕と、爆豪が無事救出された事。

そして、オールマイトの引退。

死柄木と荼毘達は逃れたらしい。

その情報に、ゆらはぎゅっと目を細めた。

ため息を吐いて、放り投げたスマホに連絡が入って、ゆらは再びスマホを手に取った。

かかってきた着信に、ゆらは目を細めた。

公安からの呼び出しだ。

孤児だったゆらを拾って育ててきたのは公安だった。

育てたと言うのは文字通り、公安部隊としてだ。

雄英に入って、久しく自由にやらせて貰っていたが、先日の事件に思う所があったのだろう。

ゆらは素直に呼び出しに従った。

きっと警察より厄介な事情聴取があるだろう。

ゆらは重い腰を上げて、公安本部に向かった。








ゆらはパスを受付に見せると、そのまま上層部に向かうエレベーターに案内される。

ここは相変わらずで、機密機関の癖に、ゆらの様な子供がパスを持っていても、何の疑問も持たれない。

ゆらの様に、育てをしている機密部員が他にも居るからだ。

ゆらは指定されたドアの前に立つと、ノックをしようとして、手が一瞬止まった。

これまた久しぶりの気配が、ドアの中にあったからだ。

一息付いて、ゆらはドアをノックすると、中からの返事の後に、部屋に入った。

部屋な中で、ゆらが目にしたのは、上官と、やはりホークスだった。

ホークス。

彼は、ゆらの教育係の様なモノだ。
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