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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第21章 オリジン※荼毘・死柄木


「荼毘…もうイきそう……。」

最後に腕を伸ばすのはやはり荼毘で、ゆらは荼毘の唇にキスをしながら、気が遠くなるほどの快楽の中で絶頂した。


「…はぁ…ゆら…。」

唇が離れると、荼毘がペロッと舌で唇をなぞってきた。
ビクビクした痙攣の中、荼毘もまだ達そうとしているのが腰の動きで分かる。


覆い被さってきた荼毘を抱き締めながら、彼が自分の中で果てるのを感じた。


「はぁ…はぁ…はぁ…。」


お互いに荒い息を整えながらしばらく抱き合っていた。

(熱い……。)

今までより更に深い倦怠感の中で、荼毘の熱い体を抱き締めた。
何度も離れようと思っても出来なかった。


もう、そんな考えすら無くなりそうな…そんな夢心地の中でゆらはゆっくり目を閉じる。


























「ゆら…。」





自分を呼ぶ声がハッキリと聞こえて、急にゆらの心臓が跳ね上がった。

「……え……。」


ズキンズキンと痛い位に心臓が鼓動して、ゆらは戸惑った顔をする。


その声の主が、この場所に何故いるのか。
そんな事を今考えてもしょうがなかった。



荼毘の肩越しからドアの方を見ると、すぐに目に入る真っ赤な剛翼。


「…ホークス…。」

ホークスの名前を呼ぶ声が小さく掠れていた。
荼毘はそんなゆらを見た後に、ニヤッと笑うとホークスの方に視線を動かした。



「……お迎えだな、ゆら。」


スッと荼毘の体がゆらから退くと、隠れていたホークスの顔と目が合った。



その時のホークスの顔は一生忘れない。




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