第19章 蒼炎と一騎当千※轟焦凍・ホークス
全身を貫く様な快楽に溺れそうになった。
イカせたのか、イカされたのか。
(っ…まだ出てる…。)
ゆらの痙攣と一緒に放った情欲が、ゆらの中で心地よく、その鼓動を続けていた。
何度も吐き出される快楽に、薄っすら目を開けると、自分を見ているゆらと目が合った。
満足いった昂りに、恍悦の表情を見せていると思えば…。
その視線がスッと鋭くなる。
まるで自分の巣に入った捕食者を狙う猛禽類の目だった。
「…なんだ…不満だったか?」
「…そんな事ない………ホークス…。」
ゆらは体を起こして、ズルッと中に入っていたホークスのモノを出した。
ゴムに溜まっている精子を見て、ゆらはホークスそれを外した。
「足りない……もっとして……。」
そう官能的に言うゆらに、眩暈がした。
欲しいのはあの衝撃。
たった一つだけ。