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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第19章 蒼炎と一騎当千※轟焦凍・ホークス





また会うと分かっていての別れなのに、死柄木とも荼毘にすら感じた事の無い切ない気持ち。

ゆらはその気持ちを胸に置き、雄英の寮を出て行った。

































「準備はいいか?」

「うん。」

ホークスに言われて、ゆらはグッと背筋を伸ばした。

プロヒーロー免許会場。

学生用では無く、社会人専用だ。

大人のヒーロースーツの中に、1人小さな女の子がヒーロースーツを来て混じっている。

側にはNo.2のホークスが引率している。

ゆら1人だけでも目立つのに、ホークスのおかげで注目の的だ。

引率は要らないと断ったのに、過保護な所は相変わらずだ。


「何だあれ?」

「学生会場と間違えてるんじゃないか?」


ザワザワと鬱陶しい雑音も、今日は気にならない位に気分がいい。

体調は悪くなさそうだ。

まぁ、この程度の相手達に本気が出せる訳じゃ無いけど、それなりには動きそうだ。


「『ゆら』」

再びホークスに言われて振り返る。

「本当にヒーロー名本名でいいのか?」

ホークスは何やら顔を歪めているが、ゆらはニッコリ笑った。

「うん。『ショート』と一緒だから。」

名前をヒーロー名に付けたお揃い。

恥ずかしいから、理由は焦凍には言えないが。

バレても焦凍なら嬉しそうに笑ってくれるだろう。


「取り敢えずは、今日のYahoo!ニュースのトップは貰ってくる。」

見出しは最年少プロヒーロー誕生だろうか。

そう言ってホークスに親指を立てると、ゆらは意気揚々とテスト会場の中に入って行った。



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