第16章 蒼炎の思惑※荼毘・死柄木

「…死柄木…。」

ゆらの顔が死柄木に近づく。

それを荼毘は当たり前の様に止める。

口元をグッと掴まれて、死柄木から顔を離される。

首を折って荼毘を見ると、確かに苛々している荼毘と目が合った。

これ以上死柄木で興奮されては腹が立って暴れそうだ。

「……大丈夫……。」　　

荼毘の目を見て少し落ち着いた。

……危うく骨を折って殺しそうになった…。

他虐的な自分の衝動に心臓がバクバクいっているようだった。


スルッと鎖を緩めると、今度は死柄木の番だった。

ギュッとゆらの背中に腕を回して五指でしっかりとゆらを抱きしめた。

死柄木の顔が胸にうずくまり、ゆらの体を確認する様に体を密着させている。

「…………胸が大きくなってる……。」

最初は顔で確認してから、死柄木は雄英のワイシャツの上からゆらの胸を鷲掴みした。

みなさん、よく気がつく…。

ゆらは恥ずかしくなって、かぁっと顔を赤らめる。

どんだけ自分は小さかったのだろう…。

「まぁ、俺のおかげだな。」

荼毘はニヤッと笑って、上からワイシャツの中に手を入れると、ブラをずらして直接ゆらの胸を揉んだ。

大きくギュッと揉みながら、すぐに出てきた突起を指で弾いた。

「…あっ…荼毘……。」

死柄木の膝の上でゆらの腰がビクンと跳ねた。

死柄木はゆらの腰を掴んで、自分のお腹にギュッと引き寄せた。

ゆらの体が離れない様に、しっかりと腰と背中に手を回す。

死柄木の目の前に荼毘に揉まれているゆらの胸の谷間がある。