第15章 蒼炎の休日※轟焦凍
ここで始まるぐらいの勢いの焦凍を一旦止める。
「…焦凍…中に入ろう…。」
ゆらがそう言うと、焦凍は興奮した顔を隠さずにゆらを抱き上げる。
「っ…焦凍…重たいよっ!」
荼毘に抱き上げられてもそんな風に思わないのに、焦凍だとその行為に恥ずかしさを覚えた。
「全然… ゆら…。」
簡単にゆらを持ち上げて、キスをしながら器用にベットに移動していく。
「ちゅっ…はぁ…ん…ちゅ…。」
ベットに寝かされても焦凍からのキスが止まる事は無い。
焦凍の興奮具合にゆらもだんだんと気持ちが高揚していく。
焦凍となら、個性の衝動は無くてもそんな気持ちになれる。
荼毘の様に激しい衝動は無いが、この気持ちも心地良くゆらは焦凍のキスを受け止める。
「…はぁ… ゆら…やっと思い切り抱ける…。」
焦凍が恍悦に満ちた顔で嬉しそうに言うと、ゆらの下半身がギュッと疼いた。
すぐに焦凍の手がゆらの服の中に入ってきて胸の膨らみを確認する。
やはり大きくなっている胸に、焦凍はゆらの服を脱がせて確認する。
「……………。」
しばらくゆらの体を目視して、焦凍は初めて見るゆらの胸の谷間に顔を埋める。
なんだか気恥ずかしかった…。
「……焦凍は胸が大きい方が好きなの?」
「……知らない… ゆらしか見た事無いから…。」
多分、ゆらの胸の成長を見れた事が嬉しいのだ。
どんどん女性らしい体にゆらが変わっていく姿をこうして確認できる事が1番嬉しい。