第14章 蒼炎遊戯※治崎廻・荼毘
声を出さないゆらを面白そうに、荼毘がいつもより執拗に愛撫する。
「っ…はっ…っん…。」
結局声が漏れて、疼きで腰を動かすゆらに満足そうに荼毘は舌を動かし続ける。
はぁ…はぁ…はぁ…。
浅く息を吐いて疼きを誤魔化すが、たいして効果は無かった。
どんどん大きくなっていく疼きにゆらの体が弓のように反った。
舌と指だけで簡単にイカされる。
ゆらはビクビクッと体を痙攣させて達した。
荼毘は体を起こすと、ズルッとゆらの腰を掴んで自分の方に寄せた。
「……なぁ、お前治崎と何処までした?」
自身のモノをゆらの秘部に擦り付けながら、荼毘が聞いてきた。
「………………。」
なんだ…その苛立ちも入っているのか…。
ゆらは目を細めて荼毘を見る。
残念な事に、今荼毘を安心させてあげたい気持ちは無かった。
「…はは…気になるの?荼毘。」
随分と思わせぶりな笑みに荼毘ははっと笑った。
「…本当に馬鹿だなゆら…。」
荼毘はグッと自身のモノをゆらに当てがって一気に押し込めた。
「っ…あっ……。」
思わず喉から声が出た。
強張ったゆらの体を掴んで、荼毘は奥深くに自分のモノを埋めていく。
「…やってきたかどうかなんて、中触れば分かるんだよ。」
わざわざ分かってて質問をしてきた荼毘にグッと目が歪んだ。
そのゆらの悔しそうな顔に、荼毘はやっと満足そうに笑った。
グッとゆらの腰を押し付けると、大きく揺さぶって自身のモノを出し入れする。
「…ん…あっ…あん……。」
我慢していた声は呆気なく溢れ始めると荼毘は体を倒してゆらの頭を掴んだ。