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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第2章 蒼炎を喰む※荼毘


複雑な気持ちのまま、お風呂を上がると、轟とラウンジでバッタリ会った。

彼も遅めの入浴だった様だ。

「……秤…大丈夫か?」

轟の言葉に、ゆらはドキッとした。

荼毘の事を言われているのだろうか。

「えっ?何が?!」

思わず声が上擦ってしまった。

「いや、歩き方変だから…。」

(…何だ、そっちか…。)

ゆらは荼毘との情事がバレていない事にホッとした。

「大丈夫、優しいのね轟。縛らせて♡」

「…何でだよ…。」

ちょっと引き気味の轟もまたいい。

ゆらはジッと轟を見上げた。

半分冗談で言ったが、やはり轟を無理に縛り付けたいという欲は、制御出来ている。

荼毘との事で、自分の他我が外れてしまったらどうしようと思っていたので、これには安心出来た。

「…本当に大丈夫か?」

ジッと見過ぎでしまった様だ。

本気で心配している轟の顔が目の前にある。

「ああ、本当に大丈夫だから。」

そう言ってゆらは轟から目線を外した。

嫌な事なんて全く無かった。

今は痛みさえ、荼毘を感じる事が出来て、心地いい。

「まだ、続くんだから、バテるなよ。」

「はは、轟もね。」

そうして、部屋に戻ってからは、朝まで爆睡出来た。

ゆらはこの時、こんなにすぐに荼毘に再会するとは、思わなかった。




























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