第12章 蒼炎と緋※荼毘・死柄木
「……ゆら、何その言い方…。」
焦凍に怪訝な顔をさせてしまった。
確かに最後の言葉の様になってしまった。
まぁいいか。
「焦凍はそう思わないの?」
焦凍の首に腕を巻き付けて、上目遣いで見上げる。
「……………思う……。」
顔を真っ赤にして、焦凍は目を瞑ってゆらにキスをする。
焦凍の舌が入って来て、口の中で絡まった。
「…ゆら…久しぶりでヤバい…。」
だからまだ4日だ。
そんなに久しぶりでは無いのに、焦凍の興奮の方がヤバい。
「焦凍、音気を付けてね…。」
今は深夜の密会だ。
気を付けているつもりではいるが、少しバレている気もする。
ゆらの胸を触って感触を確かめる様に揉んだ。
「ゆら、今度の週末は外で会おう…。」
確かに我慢しないで思い切り縛ったり、抱き合いたい。
生きていたらね…。
思わず声に出てしまいそうになる。
うん、でも大丈夫。
焦凍に元気を貰った。
色々なしがらみを忘れて、週末は焦凍とゆっくり過ごしたい。