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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第11章 蒼炎と鎖※荼毘


ゆらは轟の頬を触って、ニッコリ笑って言った。

そのゆらの表情に、轟は驚いた様に目を見開いた。

「……轟…コレから何があっても、私を信用してくれる?」

信用なんてゆらからしたら1番得られないモノだ。

ホークスでさえ、自身のゆらへの信用に揺らいでいるだろう。

「……ゆら、勿論。」

轟は迷わずにゆらに言った。

彼のその笑顔に、ゆらは目を細める。

中休みが終わるチャイムが鳴る。

「ゆら、今日部屋に…。」

轟が早口にゆらに言った。

ゆらが笑顔で頷くと、轟は安心した様に目を瞑る。

2人は離れて、それぞれの教室に向かった。

轟の笑顔が消えて、ゆらは自分の任務に頭を切り替える。

八斎會への侵入は無理そうだ。

なら薬はどうやって手に入れようか。

(…死柄木は何故八斎會と手を組むのだろうか。)

目的が同じなら。

死柄木が手にした時に奪えばいい。

(……死柄木か…。)

荼毘の様にはいかなそうだし、楽しめそうも無い。

それでもやるしか無い。

荼毘の隣にいる為には、みんなまとめて騙すしかないのだから。














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