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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第8章 蒼炎乱舞※死柄木


ホークスとは、それっきり大した連絡を取らないまま、学校はヒーロー仮免の話題に入った。

せめて、この仮免だけでも取らないと、荼毘をどうする事も出来ない。

分かっている。

分かっているのに、気持ちは全然向上しなかった。

「変態女ぁ!テメェはやる気あんのかぁ!」

久しぶりのA組とB組の対戦マッチ。

あっさりとA組に捕まるゆらに爆豪は、大激怒だ。

しょうがない、ゆらは心理状況が大幅に活動に影響が出る。

ゆらの全力を見たいなら、死柄木か荼毘を連れて来た方が早い。

ボンボン爆発音のうるさい爆豪に、ゆらは耳を塞ぐ。

あまりにの爆豪の暴れ具合に、他のA組のメンバーが彼を抑えてくれる。

ありがとうA組。

「…秤、体調悪いのか?」

爆豪とは正反対で、心配してくれる轟が優しい。

「…大丈夫、心情的なモノだから。」

轟がモゾッと耳打ちしてくれた。

「…縛るか?」

小さい声で、恥ずかしそうに言う轟に、胸がキュンとなる。

相変わらず、轟は癒し系だ。

しかし、残念ながら、今回は昂りを抑えたいのでは無くて、逆に昂らせて欲しいのだ。

轟ではソレが変な方向にいきそうだ。

「…ありがとう轟、優しいのね♡でも大丈夫♡」

いっそ荼毘を仮免会場に連れて来てくれたら、一発で受かる自信がある。

ゆらはため息を吐きながら、自分の部屋に戻った。

荼毘と会う前までは、どうやって気持ちを向上させてたっけ。

そこら辺のヴィランを捕まえていた様な気がする。

勿論、最後はヒーローが助けに来てくれる体で、引き渡していた。

アウトっぽくなった事案は、公安が何とか処理してくれた。
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