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【R18】蒼炎を縛る【ヒロアカ】

第7章 蒼炎と蕭索※ホークス


「…ゆら動くな、ゴムから漏れる。」

ゆらが動こうとするので、ホークスはゆっくりとゆらの中から自身のモノを抜いた。

ゆらは抜かれたホークスのモノを興味津々に見た。

慣れた手つきで、自身に付いているゴムの処理をする。

「…ゆら、セックスする時は、絶対にゴム付けろよ。」

ホークスがそう言うと、ゆらはコクンと頷いた。

絶対分かって無さそうだ。

場所ですら何処でも良いのだから、衝動が起きたら、そんな事覚えてもいないだろう。

ゆらは処理が終わったホークスの腕の中に入ると、ホークスに抱き付いた。

「……もう縛っていい?」

随分と我慢したのだろう、泣き声だった。

「…いいよ。」

ホークスにそう言われて、ゆらはホークスと自分の腕を鎖でぐるぐる巻きにした。

てっきり体を巻き付けられると思ったので、ホークスは意外だった。

はぁーっ…とゆらから大きなため息が出た。

「…気分はどう?」

「…凄く落ち着いた…。」

やっと泣き止んだゆらの頭を、ホークスはポンと撫でた。

「……ホークス…、私はおかしいの?」

「…別に…居るんじゃないか?そんな性癖の人間は。」

ホークスの言葉に、ゆらは顔を上げた。

「違うのは、それを同意でやるか、力尽くでやるかだろ。」

力尽くで奪いたいと思う衝動性。

それが悪なのは、十分分かってる。

「でも、荼毘だけなんだよ、本当に欲しいと思ったの。」

ゆらからまたポロポロと涙が出る。

他の人だったら、ちゃんとこうして同意を貰って。

ただ縛るだけだ。

ホークスにも荼毘に向かった感情は現れない。
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