第1章 2人との出会い
熱心に話を聞いていると
「一ノ瀬さんはバレー興味あるの?だったらマネージャーやってみない?」と菅原先輩に誘われた。
日向くんも賛成する。
でもバレー分からないし、自信がないので少し考えたいと答える。
「菅原さん!土曜に一ノ瀬さんが試合見に来てもいいですか?」と日向くんが菅原先輩に聞いてくれた。
「うーん、大丈夫じゃないかな?」OKが出る。
見に行きたいと思っていたので嬉しくなり「ありがとうございます!」と笑顔で言うと、菅原先輩が驚いた顔をした。
何か驚かせるような事をしただろうか?
「日向くん、どんどん上手になってるね!これから烏野バレー部に入部したらもっと強くなるね」
そう言うと嬉しそうに日向くんが笑う。
「(一ノ瀬さんに言われると元気になるし、本当にそうなれるって自信が湧いてくる気がする。)」
そんな二人のやり取りを見て、「この子がバレー部に入ってくれたら嬉しいな・・・」と菅原は思う。