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約束の景色

第58章 東京前線② 【最後のピース】


※おまけ

夕方、部活休憩中の日向のもとに2件のメッセージが届く。
一つは一ノ瀬から

”音駒勝ったよ!春高でまたみんなに会えるね!”

その知らせを見て嬉しくなる日向。
研磨と”もう1回がない試合”ができる!
「おいっ!なにニヤニヤしてんだよ」
気持ち悪いぞ、と言う影山に音駒が春高決まったと伝える。
もう1通は研磨から
「あ、研磨からだ!」
急いで内容を確認する

”春高行くよ”

「(ん?写真?)」
シンプルな文章と一緒に添付ファイルがついている。
ファイルを開いた日向が発狂した

「!!? 日向? な、なんだ??どうした??」
周りにいたみんなが日向に駆け寄る。
「こ、これ・・・」
震える手で携帯を見せる。
画面には音駒の集合写真。
真ん中に音駒のジャージを着た一ノ瀬がいて、周りを笑顔で囲む音駒部員たち。
みんな同じポーズをしてる

「なんだこれ?」
「”一ノ瀬は俺たちのマネージャーです”ってアピールですか?コラァ!」
「これ送ってくるって明らかに悪意ありますよね?」
「なんでみんなテーピング見せつけてるんだ?」
「なんか全員いい顔してるよなあ・・・悔しいけど」
「あれ・・隅に小さく木兎さんが写ってる?」
「あ!本当だ。赤葦さんもいるな」
日向の携帯が鳴った。
更に赤葦からもメッセージが届く

”木兎さんが写真送れって。
『お前たちと春高で会えるの楽しみにしてるぞ!』
だそうです”

添付された写真を開く。
今度は木兎さんがど真ん中に立っていた。
研磨が送ってきた写真とまた違う。
「東京の会場、すごい賑やかそうだな」
澤村が写真を見て笑った。


烏養の元に滝ノ上からメッセージが届く。

”東京の代表決定戦、どこもいい試合だったよ。ビデオはばっちりだ!
あと、一ノ瀬ちゃんが音駒のマネージャーみたいだったぞ?
かなり馴染んでる。微笑ましい光景だったけど・・・
あまり絆深めさせないほうがいいんじゃないか?
対戦相手として同じコートに立った時辛い思いさせることになるぞ・・・”

釘を刺された。
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