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約束の景色

第47章 代表決定戦! vs青葉城西③ 【猛攻】


みんなのもとへ急いで向かう
「あっ!」
こっちに気づいた日向くんと影山くんが両手を上げて待ってる。
バチン!って大きな音が聞こえるくらいのハイタッチ。
「すごい試合だった!」
「「勝ったぞ!」」
二人とも試合前に宣言した事、見事に達成してきた。
「うん!」
満面の笑みで拍手すると二人がニヤリと笑った。

続いてスガ先輩の姿が見える。
「お疲れ様」
「お疲れ様です!おでこ!?えっと・・湿布!」
最後に拾った時、ボールが当たったのだろうか?赤くなってる。
「カッコ悪い拾いかたになっちゃったな・・・」
ムーってふてくされたみたいに視線を外した。
「??? あそこでスガ先輩が拾ったから流れきたんですよ!先輩がコート入ると”何か起こりそう”だってみんなで言ってました」
少し屈んでもらって、小さく切った湿布をおでこに貼る。
「ナイスプレーでした!」
「・・・そう?じゃあ、俺が投入されることで”相手チームのかく乱作戦”大成功だな?」
照れくさそうに笑った。

続いて月島くんと山口くんが歩いてくる。
「お疲れ様!」
「お疲れ」
月島くんがそう言って片手を出す。
疲れているみたいだけど、あまり表情は変わってないかな?相変わらずクールだ。
そして本日の主役!
「山口くん!」
大きな声で名前を呼べばちょっと驚いた顔をする。
「一ノ瀬ちゃん、俺・・・」
「すごかったよ!何本もサービスエース決めてた!それに岩泉さんのスパイク上げたのもすごかった!」
興奮した顔で両手を出す。
「なんだかまだフワフワしてて・・・。でもちょっとずつ実感湧いてきた!ありがとう!!!」
山口くんとハイタッチする。
自信に満ち溢れた、すごく誇らしげな表情
「(山口くん、良い顔してる!)」


掲示板にはトーナメント表が貼りだされていた。
「コンクリート育ちの力、見せてやる」
怖い顔してトーナメント表を見つめる日向くんと影山くん
次はいよいよ決勝戦。相手は白鳥沢学園
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