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約束の景色

第42章 代表決定戦! vs条善寺高校


いよいよ代表決定戦が始まる
インハイ予選ぶりに仙台市体育館へ戻ってきた。
「絶対リベンジッ!」
日向くん、きっとあの時の事を思い出してるんだ。
今日の対戦相手は、インターハイ予選ベスト4の実績を誇る条善寺高校

「あぁ!あの時のメガネちゃんたちじゃん!今度は番号交換しようね!」
夏に潔子先輩に絡んできた学校の人たち!?
「チャラそうなやつらだな・・・なんで潔子さんと一ノ瀬の事知ってんだよ?」
二人で田中先輩の後ろにサッと隠れたので不思議そうに聞く。
夏に私たちが絡まれたことを日向くんが説明した。
「なにっ!?あいつらだけは絶対許さん・・・!」
「うちのマネージャーに気安く近寄れると思うなよ・・・」
烏野の部員たちが闘志を燃やす。


「月島のそれ!かっけーな!新しいメガネ!!!」
月島くんは最近試合用の眼鏡を使い始めた。スポーツグラスってやつらしい。
「日向ここ一週間ずっと言ってるな」
「日向基準の”かっこいい”は不安になるからやめてほしい」
「でもそれ、月島くんに合っててすごくカッコイイと思う!」
日向くんの横に並んで月島くんの顔をじっと見る。
お兄さんが”これでウシワカでもベンケイでも倒してこい!”ってプレゼントしてくれたやつだって、この前の帰り道に教えてくれた。
”僕にウシワカ倒すなんて無理デショ”って言ってたけど・・・
気合の入った顔してたの見逃さなかった!
見た目はもちろんカッコイイけど、ズレたりしないし、衝撃吸収とかもしてくれるんだって!
それってすごいよね!?
「だろ?一ノ瀬もそう思うよね!」
「なっ・・・!?なんなの急に。ずいぶん前からかけてるじゃん!」
急に月島くんが怒りだしてこっちに背中を向けた。
「なんだよー!カッコイイって言われるなんて嬉しいじゃんか。
月島って変なやつだな!」
「ツッキー顔あか・・・」
「山口うるさい!!!」
「メガネ取っても目は”3”じゃないのか・・・」
「3・・・?」
「ほら、よくあるだろ?メガネ外すと3みたいな目になってるって」
影山くんが隣でぼそっと言う。
3?・・・それってどういうイメージなの??

「今回は俺たちのほうが緊張してるな・・・。でもこのやり取り見てたら吹っ飛んだわ」
「和ませてくれるよな」
1年生たちのやり取りを見て澤村たちの緊張が解けた。
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