第4章 【元ショタ×おに】②R-18
「あ、起きた?おはようお兄ちゃん」
私が目を覚ますと、目の前には裸の伊織がいました。彼は私を抱き締めながら微笑んでいます。
「お兄ちゃん、昨日はとっても可愛かったよ?僕のお嫁さんになってくれるんだもんね?」
私は彼の言葉に何も答えることが出来ず、ただ黙り込むことしか出来ませんでした。しかし伊織は構わず続けます。
「えへへ……これからいっぱい可愛がってあげるね?だって僕はもうお兄ちゃんを離したくないもん……」
そう言って笑う伊織の目は狂喜に満ちていました。私が彼をここまで歪んだ人間に育ててしまった責任は私にあります。ならば、私が彼を受け入れてあげるしかありません。
「はい……私も貴方を愛していますよ……」
私はそう返事をすると、彼に身を委ねました。伊織は嬉しそうに笑うと、再び私の事を押し倒してきました。彼の性欲は一度火が付いたらなかなか止められないようです。しかし、それでも良いと思いました。
彼が私を求めてくれる限り、いつまでも二人で愛し合えるのですから──