第4章 【元ショタ×おに】②R-18
最近では伊織が私のアナルを狙っており、隙あらば挿入しようとしてくるので油断なりません。しかし、私もそう簡単に屈するつもりはありません。今日も全力で彼を阻止しました。
「お兄ちゃん!お願い!一回だけ!先っぽだけだから!!」
「駄目です!あれは誕生日だったから特別に許したのであって、私の尻はおいそれと使うような場所ではないのです!」
「じゃあ、アナルじゃなくても良いよ!お尻に挟んでとかでも良いから!」
伊織は土下座をするような勢いで懇願してきました。
「駄目な物は駄目だと言っています!私に抱かれるのが嫌なら今夜はおあずけですよ」
「そんな……酷いよお兄ちゃん……」
伊織は捨て犬のような瞳で私を見つめてきます。彼のこの表情に私は滅法弱いのです……。しかし、ここは心を鬼にする必要があります。このまま抱かれ続けては男の沽券に関わるのです。伊織はどちらでも楽しめる体質だったようですが、私は違います。
初心者には過剰な快感に呑まれて危うく戻れなくなりそうになります。やはり自分のペニスを使ってこそ男と言うものです。
「さぁ、伊織。どうします?私に抱かれてイクか、それともこのまま寝てしまうか…」
私がそう聞くと伊織は渋々ベッドに潜り込みました。
「分かったよ……今日は諦める……」
伊織は悲しげにそう言いました。どうやら今日は大人しく寝てくれるようです。ですが彼はもうあの頃の素直な少年では無かったのです。