第3章 父の日 サクモへ
「さあ...皆、集中だ。敵はもう直ぐだ。
誰も死ぬな。
俺は仲間を見捨てない
何よりもチームが優先だ」
「たく...サクモさん。そればっか口癖っすね」
「まぁ...今から木ノ葉の白い牙の闘いが見られるぞ」
「見せ物じゃ無いんだけどね...どうも...」
俺は刀を構えた。
白刃が鋭く鈍く煌めく
「じゃ...行くよ」
「「「御意」」」
カカシ...ヨル。
もう少ししたら、父さん......帰るからね...
「ヨル」
「何?」
「手紙、父さんになんて書いたの?」
「......秘密だ。餓鬼」
「おい!オレは餓鬼じゃない!」
サクモへ
いつもありがとう。
無事に帰ってきて。
ヨルより