第3章 父の日 サクモへ
『父さん!』
『サクモ...』
『『今日はね...』』
「ん?サクモさん?それは何ですか?」
「手紙...?ですか?」
「?嗚呼...これは...」
長期任務中。
現在少しばかり休憩中
俺は2人の子供と暮らす1人の父親。
1人は俺によく似た銀色の髪型と少し垂れ目な表情。
カカシ
そしてもう1人は、血の繋がらない1人娘。ヨル
ミナトの養子として生活をしているが、時折俺達の家で過ごしている。
カカシと俺とで三人で過ごす内、娘の様になり俺にとって掛け替えのない娘。
人造人間な故、感情の出し方が分からない様子もしばしば
俺は、なんて事の無い日常を送っている...
任務付きと言う以外には...
そして先程から、手の内にある紙...いや、手紙を何度も何度も読み返している。
2人の愛息子と愛娘から貰った、俺宛ての...手紙
一つはカカシから...
オレの日頃の想いや感謝が綺麗に書いている。泣くほど嬉しい。
もう一つは、ヨル。
あの子らしい...2行の思い。感情の乏しいヨルからの嬉しい思い