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思い付き短編小説

第1章 ドッキリ大作戦!


【ルフィの場合】


「ルフィく〜ん!」

「おぉ〜!花子〜、どした〜?」

今回のターゲットはルフィ君!サニーの頭に腰掛けてる彼に声をかけると溢れんばかりの輝かしい笑顔で振り返る。

「ちょっとここに立ってほしいの!」

「んん?」

手招きをし船首を背にする様に伝えればルフィ君は首を傾げながらも私の指示に従ってくれた。

「私の言った通りにしてね?」

「?分かった!」

普段から表情豊かな彼だけどどんな反応をするのか楽しみ♪

「まずね、両腕を前に出して手を組んで。」

「こうか?」

「次に片方の手だけ開いて。」

「こうか?」

前に突き出し開かれた手に自分の手を絡ませた。何をするのか分からず首を傾げているルフィ君をにっこりと見つめ、私は握った手を勢い良く彼の頭上に振り上げる!

「…っ。」

「何してんだ?お前。」

見事壁ドンは成功したものの背伸びをしてギリギリだったから、プルプルと震える私にルフィ君は怪訝そうな顔をしている。

「壁…ドンっ…!」

「かべどん〜?」

半ばルフィ君に凭れ掛かる態勢になりながら期待を込めて見上げると思いの他近いルフィ君の顔が更に近付いてきた。

「?!」

「したかったんなら言えよ〜!」

ちゅっと可愛らしいリップ音と共に何だか嬉しそうなルフィ君の顔。思わず手を離し仰け反る私を逃がすまいと彼の腕が背中に回る。

「…ビックリした?」

「なんかよく分かんねぇけど、可愛かった!」

ぎゅうっと私を抱き締めスリスリと擦り寄るルフィ君の方が何倍も可愛くて私の胸がきゅうんって締め付けられた。


検証結果…壁ドンしたらチュウされて可愛い彼が見れました。

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