第6章 六歳の誕生日に
六歳のお誕生日。
パパとママが大きくてキラキラしたケーキを持ってきてくれた。パンダちゃんにステーキをお裾分けして、ロウソクの火はブレイズちゃんに点けてもらって、牛ちゃんからは牛乳をもらったの。毒蜘蛛ちゃんが持ってきたガラス玉をママがブレスレットにしてくれて私にプレゼントしてくれて、エルダーちゃんと豚ちゃんは一緒に描いた絵をくれた。ロッキーくんを描いたんだって。
雪だるまちゃんからは雪玉をもらったから、すぐに冷凍庫に仕舞ったの。ママがその雪玉でスノードームを作ってくれるんだって。とても楽しみだな。
ウーパールーパーちゃんは歌をうたってくれた。ウーパールーパーちゃんは歌も上手なんだけど、パパとママには聞こえないみたい。こんなにかわいい声をしているのに、聞こえないのは不思議だなぁ。
夜寝ている時、ホグリンのおんりーちゃんに起こされてついて行くと、スケルトンちゃんが珍しく起きていておいでおいでと言ってたの。ついて行くとスケルトンちゃんのカゴからいっぱいお菓子が出てきて、私はパパとママに内緒だよって約束して一緒に食べながらいっぱいお話した。
スケルトンちゃんのお話は面白いからずっと聞いちゃうんだ。おんりーちゃんと仲良くお話するからとっても楽しい。今度はクイズを出してくれるんだって。楽しみだな。
気づいたら、私はベットにいた。スケルトンちゃんと話していたら眠っちゃったみたい。
見たら横でおんりーちゃんも寝ていたの。おんりーちゃんは力持ちのホグリンだから、私の体も持ち上げられるんだ。だからここまで運んでくれたのかな。
私はもう少し寝ようと思って寝っ転がったら、ママがお部屋に入ってきたの。出掛けるから起きなさい、だって。私はおんりーちゃんを起こしてお出掛けの準備をした。
私はパパとママと手を繋いで大きなお店に行った。食べ物屋さんとか、家具屋さんとかあるところだった。
「どこ行くの?」
って聞いてみても、着くまでのお楽しみだって。だから私は歩いていたの。そしたらMOB販売店に来たの。パパとママは私の誕生日にMOBを買ってくれるんだって! だから私は聞いてみたの。
「五人のMOBを飼っていいの?」
パパはすぐに答えてくれた。もちろんって。
「やったぁ!」
私は急いでMOB販売店に入って行ったの。