第2章 ブレイズちゃんとスケルトンちゃん
でも、冬になると雪だるまちゃんは飼育カゴから出てこなくなるの。ママは、雪だるまちゃんは迷惑を掛けたくないと思ってるのよって言ってたけど、ずっと迷惑なんて思わないのに、私はどうしてか分からなかった。
その代わりに、ブレイズちゃんがそばに来てくれるの。外は寒いから一緒にいると温かいんだよ。
パパのブレイズちゃんは、ママのスケルトンちゃんによく似ているの。だってどっちも、いつもはカゴの中でぐっすり眠ってるからね。
でも、ずっと寝てるのも体に悪いから、夜になったらスケルトンちゃんとお外に出るの。前までは全然外に出なかったんだけど、一緒に焼肉屋さんに行くようになったら、私の肩に乗るようになったんだ。
この前、私が迷子になった時、うるさいカラスに襲われそうになったのを助けてくれたのもスケルトンちゃんだったの。スケルトンちゃんの弓矢は本当に上手なんだ。今度的当てゲームしたらやってくれるのかな。