第10章 彼女
休み時間井浦はを屋上に呼んだ
「何?井浦くん」
「実は‥お前に頼みがあって‥」
「頼み?」
井浦は頷いた
「何?」
井浦は頭を下げた
「ちょっ!?井浦くん!?」
「俺の彼女のふりをしてほしい!!」
「え‥彼女の‥ふり‥‥?」
は悲しそうな顔をした
「何‥ふりって‥」
「実は昨日‥基子に彼女いるのか?って聞かれて‥つい見え張って‥いるって答えた」
「それで?」
「写真見たいって言われて‥お前の写真見せた‥そしたら会いたいって‥だから今日学校終わったら俺の家に来てほしい‥!!彼女のふりをしてくれるだけでいいから!!頼む!!」
(何‥それ‥ふりって‥‥そっか‥やっぱり‥秀は私のこと好きじゃないんだ‥‥)