第25章 文化祭
「それに私も気まずい雰囲気のままなのは嫌だし‥安田先生に悪ふざけしてもいいけどあんまりやり過ぎないでね?安田先生泣いちゃうから!」
「‥俺もって呼びたい」
「うん!呼んでよ!私の名前!私も秀って呼ぶから」
井浦は泣きながら笑った
「泣いてるの?」
「これは嬉し涙!いいか?!嬉し涙は流していいんだぞ?」
「うん!」
「そろそろ帰るか!」
「そうだね!」
廊下に行くと安田と石川が立っていた
「何二人とも」
「教室に入るに入れなくて‥廊下で出てくるの待ってた」
「話終わったか?」
「まさか‥聞いてたの!?」
石川は苦笑いしながら頷いた
「井浦ー俺に何する気だ?それにー俺は泣かないぞ?井浦にいじめられても」
「ごめんなさい安田先生」