第23章 話を聞いて
「お兄ちゃん‥‥?」
基子が部屋にやってきた
「どうした基子」
「‥大丈夫?お兄ちゃん」
秀は涙を拭いた
「お兄ちゃんなら心配いらないぞ?基子!ほら!もう寝なさい!明日も学校なんだから!」
「それはお兄ちゃんもでしょ!‥おやすみなさい」
「おやすみ!基子!」
秀は笑顔でそういった
基子がいなくなったことを確認すると秀はベッドに寝転んだ
「俺は‥何やってんだ‥」
秀は前に撮ったプリクラを引き出しから出した
「この頃楽しかったな‥また映画行ったり‥したいな‥今度はカラオケとか‥そうだ!文化祭!と一緒に店回ろう!明日誘ってみよう‥‥」
秀はため息をついた
「‥とりあえず寝るか」