第19章 決まり
「‥秀に基子ちゃん泣かすなって‥言われた‥」
「井浦に妹そういえばいたな‥でもお前がそんなことするわけねぇだろ?何かあったんだろ?」
「でも‥基子ちゃんを泣かした事実には変わりない‥だからもう‥私‥秀から別れ話を言われるのも時間の問題だと思う‥秀は普段ふざけたりあんな奴だけど家ではちゃんと‥お兄ちゃんだから‥」
は悲しそうに笑った
「過程を話せ‥といいたい所だが‥とりあえず風呂入るか?」
はゆっくり頷いた
安田はの顔に切り傷があることに気づいた
「この傷どうした?」
「ナイフ‥避けきれなかった‥ちょっと掠った‥」
「大丈夫なのか?先入っていいぞ‥‥」
は安田の服の袖を掴んだ
(今は一人になりたくない‥一人になったらお風呂で泣いちゃう‥でもその方がいいのかな‥安田先生に迷惑もうかけちゃってるだろうし‥)