第1章 夢は見るものじゃなく叶えるもの……【銀魂 桂夢】
『やあっ、ん、ダメっ、こた、ろうさ、んっ』
「ん? 何が、ダメなんだ? ナカはこんな、締め付けてるというのに…」
ベッドの上で、パンパンと卑猥な音をたてながら、小太郎さんに後ろから突かれていた。
『あっ、んっ、あぁっ、気持ち、いいっ、んんっ』
「ふっ、やっと素直になったのだな、っ」
『はぁ、んぁ、もぅダメっ、イっちゃ、うぅっ』
「あぁ、俺も、もう限界、だっ、んっくっ」
『あんっ、あっ、あぁっ、イっちゃあぁうっ』
ー
ーー
『きゃあぁあっ!』
悲鳴をあげながら、バッと布団をめくり飛び起きた。
『はぁ、はぁはぁっ、な、なんて破廉恥な夢…』
小太郎さんとそういうことをしたことがないと言えば嘘になるけど、あんな激しいのはなかった。
思い出すだけで身体が熱くなる。
忘れようとふるふると首を振ると、バタバタと階段を登る足音が聞こえた。
「どうした! っ、何があった!」
勢いよく襖が開かれる。
『こ、小太郎さん!? い、いえ、何でもないです! すみません、驚かせてしまって…』
さっきの夢のせいで小太郎さんの顔が見れず、布団で顔を隠す。
「そうか、ならいいんだが、何かあればいつでも言ってくれ」
『は、はい、ありがとうございます…』
短くため息をして、早く着替えなきゃと、私は布団から出て支度した。