第2章 恋は曲者【原神 アルハイゼン&カーヴェ裏夢】
「違う?現に落ち込んでいるだろう」
『そ、そんなことないもんっ』
アルハイゼンは本を閉じて、本棚にしまうと私の方へ向かってくる。
『な、なに?』
「そんなにカーヴェが好きなのか?」
『はっ?え、いや、だからっ///』
いつの間にか壁に追いやられていて、逃げ場がない。
『ア、アルハイゼン?急にどうしたの?』
「俺は、お前が好きなんだがな」
『……えっ?』
一瞬思考が停止した。
アルハイゼンも恋愛なんて興味ないと思ってたのに。
『じょ、冗談だよね…?』
「こんな時に冗談なんて言わないと思うが?」
『そ、うだけど、えと、その』
まさか告白なんてされると思わなくてどうしたらいいかわからない。
「そんな表情もするんだな、長年一緒にいるが新しい発見だな」
『だ、だって告白なんて、されると思わなかったもんっ』
「そうか」
すっと私から離れてまた本棚に向かうアルハイゼン。
『へ、返事は、いいのっ?』
「お前はカーヴェが好きなんだろ?なら別にいい」
『だ、だからカーヴェ先輩は、好きとかそういうんじゃなくてっ///』
「なら俺とこういうこと出来るのか?」
『えっ///』
気づいたらベットに押し倒されていた。